テルマエ・ロマエの英語版を図書館で見つけました。嬉しいことがいっぱいでした。先ずは、大きさがスゴイです。日本で出ている漫画本の1.5倍です。以前浦沢さんのプルートで同じような大きなサイズの本で喜んだことかありますが、今回の嬉しさは、驚きが一杯です。ヤマザキさんの絵のスタイルが、通常のシンプルなアウトライン1本の漫画的な絵でなく、よりデッサンに筆を入れたような陰影やテクスチャーのディテールがより絵画的であることが分かるものでした。ということで大きい分の迫力や表情、絵の深みが、数倍見えてきて強烈な刺激でした。後は、白黒のコントラストが日本版より強いことと紙質が、白いので表現が更に強く感じます。一部デリケートなスクリーンのトーンなどは、むしろ控えめの場合もありました。紙の質によってこれらの雰囲気などを設定しているのではないかと?思います。また活字でない部分での声の表現の手書き文字は、1、そのまま残す場合。2、残しながら日本語発音と英語の意味を小さくその傍に表記する場合。3、同じ筆のタッチで英語に置き換えてある場合が見られました。3の場合では、英語の音の表現となり日本の音と違うものとなります。本の中でヤマザキさんのルポの記事がありましたが、これも正確に同じ場所に英語で載っています。また豪華本的な大きさ、及びハード・カバーなので日本での2冊分が1冊となり、計3巻の作品となっています。最後に作者の紹介には、ちゃんと美しいポートレートが付いているのが嬉しいです。日本での6冊に載った表紙やカラーページも全て収められています。満足度では、120パーセント以上でしょう。日本版のせりふの言葉の入る欄(風船のような形)は、そのラインがそのまま生かされています。ただ、それに日本語では縦書きですが、英語では横書きなので小さめの文字表記のためバランスとしては、ちょっと違った印象です。幸い大型の本なので文字が小さすぎることはありませんでした。日本の漫画と同じくページめくりも右にめくるスタイルです。彼女の描くスタイルには大型の本が絶対に良いことがはっきり分かりました。最近、テレビで嵐がテルマエ・ロマエ2のチームと点数を競う番組に彼女も出ていました。元気そうでしたが、創作の方も忙しく、お体が心配です。じっくりスティーブ・ジョブスのものやプリニウスものなどを進めて頂きたいです。
先ずは、サイズなどの比較から。 次に英語版の本。 音の表現の例。 スクルーン・トーンの例。 表現スタイルとディテールの例。 参考までに。 資料1。 資料2。 資料3。 資料4。
by zappapa
| 2014-11-20 22:55
| 今日の1册
|
Comments(0)
|
カレンダー
カテゴリ
全体 今日の思い付き 今日のお人形 今日の1枚 今日のSP盤 今日の1曲 今日の1册 今日の1品 今日のニューヨーク 今日の55枚 今日のGUAM 今日の美人ボーカル 今日のおもちゃ 今日の楽器 今日のソウル 今日のパリ 今日のタイ 今日のEP 今日の歌謡曲 号外 今日のオーディオ 今日の香港 今日のGUAM 今日のセーラー服 今日のサントラ盤 今日の下半身クイズ 今日の大連 今日のミャンマー 今日のテープ 未分類 以前の記事
リンク
最新のコメント
最新のトラックバック
検索
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||