ザッパ先生の Joe's Camouflage が、週末に無事届きました。先週は、雪のために交通麻痺状態が続き、CDの受け取りも遅れるだろうとの予測でしたが、頑張って届けてもらえて有難いです。まあ送料も上がったことですからそれぐらいしてくれても良いだろうとの思いもありますが。。。さて、アルバムの話に戻ります。このタイトルのジョー・シリーズは、ジョー・トラヴィス(ZPZ のドラマー)によるものです。歴史的な記憶、資料的な観点からのもので出来たドキュメント盤です。2004年の Joe's Corsage に始まり、同年の Joe's Domage 。2005年、Joe's XMASage 。2008年、Joe's Menage 。と出てから久しぶりの発売です。どうしてこんなに時間が掛かってしまったのか?コンスタントに出ていれば更に3,4枚は、あったはずなのにとの思いです。今回のものは、1975年の冬からのツアーに向けての初秋の頃に行われていたリハーサルのもののようです。まずまずの音質です。トータルで48分を切る編集は、ちょっと残念です。多分もっともっと資料音源があるのですから、あと20分以上追加してもらいたかったです。1曲目と14曲目は、PHYNIOX というタイトルでのテイク違いです。このアルバムの象徴的代表曲となる素晴らしい新曲です。この世界が、後にどんどん広がっていったものの原点的な内容で素晴らしいです。他にも REENY RA や ANY DOWNERS? という新曲が、目玉アイテム。更にその後のライブでおなじみの曲や発表曲の初期のヴァージョンが、数曲あります。これも素晴らしいし、有難いです。ブラック・ナプキンは、特に嬉しい1曲です。76年ライブのブート盤で昔からエディー・ジョブソンのヴァイオリン・ソロが、強烈な印象がありました。2009年に Philly '76 という2枚組みライブ盤が、出てようやくオフィシャルでの同曲のヴァイオリン・ソロが、聴けましたが、今回のものは、そのジョブソン以前の女性 Novi Novog によるものです。ジョブソンは、このサウンドを参考に自分のソロを仕上げたであろうと思わせる内容で興味深いです。75年時期にそれまでのジャズ系のメンバーが辞め若い世代としてのテリー・ボウジオが、参加しビーフハートも在籍したせいかジャズ・フュージョン・カラーが消えパワフルでシンプルなソウル色へ変化していった印象です。また、ギターが、2,3人に増え、ザッパ先生がいよいよギター・ソロに重点を置く方向が出てきた感じです。あくまでメンバーの特質を最大限に生かして行くスタンスですからメンバー変更は、サウンド等も大きく変化した時期です。このヴァイオリニストやルービン・アンド・ジェッツのギターの人達は、ツアーに参加せずに短期間のセッションで終わったようです。いずれにしても貴重な内容です。
by zappapa
| 2014-02-10 23:20
| 今日の1枚
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