初めてソフト・マシーンのアルバムと出会いました。大昔にCBSソニーから日本盤が出ていましたが、直接に出会うこともなく時が過ぎてしまいました。何年か前にザッパ先生を祝うドイツでの毎年恒例のコンサートの彼らも出演していました。基本的にジャズ畑に近いテクニカルなメンバーで出来ているグループという認識しかありませんでした。このアルバムは、タイトルの通り、3枚目のアルバムのようです。時期的には、1970年。ロックとジャズの接近時の頃です。接近というのもエレクトリック・サウンドが、ジャズの世界にも出始めた時期で勿論、マイルス・ディヴィスを筆頭としてアヴァンギャルドな蜜月期とでも言える頃でしょうか。ほぼ同時期でマイルスのビッチェズ・ブリューが、出た頃です。ソフト・マシーンは、この2枚組みのアルバムでロック側からエレクトリック・ジャズとの融合された世界を構築しています。ただ、雰囲気としては、全曲ではなく、半分が特にそのような色が強いです。マイルスの黒く、一期一会的な世界と似たアプローチに見える反面、クラシックをベースに(教養として)黒っぽいものが全くない世界のように思えます。そういうことでは、全く別の世界のように感じます。当時もポップなロックが中心に動いていた世界で彼らの活動は、完全にアウトサイダーとして違うベクトルを進んでいたようです。この時期は、まだ元気なロバート・ワイアットの演奏は、ジャズに近いドラマーという印象です。ジャケットの文字が、建築的な立体的なものも面白いです。3のサードを3回繰り返すのも意味深です。
by zappapa
| 2013-03-26 21:48
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