サン・マルコの馬の最後は、歴史的に移動させらてきた話です。ギリシャ時代の地中海からコンスタンチノープルを経てヴェネチアにやってきた長い旅がありました。ここで永久に飾られるはずが、1797年にナポレオンによってパリに持ち去られます。1815年にようやく戻ってこられたようです。その後は、1915年、第一次世界大戦により再び避難。1942年に第二次世界大戦でまた避難と戦争に翻弄されます。長い歴史の中では、全て戦争に絡んでのことのように思えます。それでよく無事に2400年もの間生き残ってこられたものです。奇跡的な運命です。1980年頃に修復で降ろされたのが唯一、平和な目的での移動だったようでホッとします。また有難い時代になったものです。
1797年の時。 1915年の時。 1918年の写真。 1942年の時。 1980年頃 昔の絵で鋳造の作業です。 安全な時代にミュージアムで休む馬たち。
by zappapa
| 2011-07-07 21:52
| 今日の1册
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