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60年代のダンス歌謡 (Y)

 前回のレコードからのつながりで、60年代後半のダンス・ミュージックをご紹介しましょう。といってもジャンルが歌謡曲ですから、そこは「それ」です(笑)。とりわけ今回はkypsさんよりご指摘があった橋幸夫にスポットを当ててみます。

 それではまずは1964年のこちらから。
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凄いタイトルですねー!「ゼッケンNo.1スタートだ」。曲の間中クルマのエキゾースト・ノートがSEとして演奏の後ろで轟いています。曲調はマイナーのロックンロールで、ゴーゴーというかんじでしょうか。

 続いては1966年の曲です。
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「恋と涙と太陽」はアメリアッチという新しいリズム・サウンドだとジャケットの裏に記されています。解説によればアメリアッチはハープ・アルパートとティファナブラスによって生み出された、ジャズ化されたマリアッチということですが、なるほどそう言われりゃそうかな。で、ジャケットの裏にはそのステップが図解されています。こんな風に。
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 ということで、にわかに沸き上がった60年代の昭和歌謡ダンスシーンをちらっとだけ紹介してみました。
by zappapa | 2009-04-19 22:35 | 今日の歌謡曲 | Comments(3)
Commented by kyps at 2009-04-20 00:44 x
おっ橋幸夫ですね。
「ゼッケンNo.1スタートだ」は一応ホットロッドということになってますが、一体どこが?といった感じです(笑)

それにしても橋幸夫の一連のヒット曲には驚くべきものがありますね。

中でも映画化された「恋のメキシカンロック(恋と夢の冒険)」は由美かおるとの共演という今では信じられないようなキャスティングでした。
Commented by (Y) at 2009-04-21 00:48 x
kyps様
「ゼッケンNo.1スタートだ」はホットロッドなのですか?! それは知りませんでした。本当にいったいどこが? 曲そのものはただの8ビートですからね。今聴けば、トンデモ曲というかんじですが、当時はそれなりに真面目で斬新な音楽として聴かれていたのですから、当時の歌謡曲界の貪欲さと、その後の時間の推移は感慨深いものがあります。
Commented by kyps at 2009-04-21 09:39 x
橋幸夫の一連のリズム歌謡は64年「恋をするなら」(サーフィン)から始まって65年「ゼッケンNo1スタートだ」(ホットロッド)、「あの娘と僕」(スイム)、66年「恋と涙の太陽」(アメリアッチ)、67年「恋のメキシカンロック」(メキシカンロック)などがつづきます・・・
どれも本場とはまったく関係ないリズムですが、これが後世のJ-POPへと繫がって行くとすれば、それなりに貢献したのでしょうね。

You Tubeで検索すると、驚いたことに映画「恋のメキシカンロック」がアップされており、由美かおるのダンスを観ることができました。
http://www.youtube.com/watch?v=VgikW5YS4ds&feature=related
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