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さよなら夏の日 (Y)

 今日は大阪も最高気温が久しぶりに30℃を切り、なんと27.3℃だったと言います。もう今年の夏も終わりかと思ったら、9月は残暑で33℃前後がまたしばらく続くとのこと。なーんだ。

 でもまあ、今年の夏が終わったのは確かなので、行く夏を惜しんで今年最後の「小唄・音頭」特集をお送りいたします。じゃあ、トップバッターはド定番のこの2曲から。
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 お座敷ものといえば絶対外せないこの2曲ですが、それ故に頭の中でごっちゃになってしまいます。曲調も似ているし、メロディーラインもそこはかとなく共通性があるし、時代性も同じだし。

 さて、松尾和子とマヒナで有名な「お座敷小唄」ですが、これはどうやら当時の京都のそういったところで誰彼となく歌われていたものらしく、後に歌詞・曲ともに採譜されてレコード化されたもの様です。そのため異名同曲が存在します。手許にあるこまどり姉妹の「祇園エレジー」がそれです。こちらが原曲ではないか、というような話もありますが詳細は分かりません。ちなみにどちらもジャケットには1964年と有りますが、調べると「お座敷小唄」は8月発表、「祇園エレジー」は9月でした。
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「お座敷小唄」            「祇園エレジー」
和田弘 採譜 寺岡真三 編曲     安藤実親 採譜・編曲
VICTOR SV-77            コロムビア SAS-352

富士の高嶺に 降る雪も      富士の高嶺に 降る雪も
京都先斗町に 降る雪も      京の祇園に 降る雪も
雪に変わりは ないじゃなし    いとしあなたの てのひらに
とけて流れりゃ 皆同じ      とけて流れりゃ 皆同じ

好きで好きで 大好きで      ひとめ見たのが 縁となり
死ぬ程好きな お方でも      ほどの良いのに ほだされて
妻と言う字にゃ 勝てやせぬ    憎いことばを 交すうち
泣いて別れた 河原町       忘れられない 人となる

ぼくがしばらく 来ないとて    どうしたかと 肩に手を
短気おこして やけ酒を      どうもしないと うつむいて
飲んで身体を こわすなよ     目にはいっぱい 涙ため
お前一人の 身ではない      あなたしばらく こないから

一目見てから 好きになり     ぼくがしばらく 来ないとて
ほどの良いのに ほだされて    短気おこして やけ酒を
よんでよばれて いる内に     呑んで身体を こわすなよ
忘れられない 人となり      お前一人の 身ではない

どうしたかと 肩に手を      あなたと言う人 できてから
どうもしないと うつむいて    ほかの座敷が いやになり
目にはいっぱい 泪ため      ままになるなら いちどでも
貴方しばらく 来ないから     あなたと呼んで 暮らしたい

唄はさのさか どどいつか     歌はさのさか どどいつか
唄の文句じゃ ないけれど     歌の文句じゃ ないけれど
お金も着物も いらないわ     お金も着物も いらないわ
貴方ひとりが 欲しいのよ     あなたひとりが 欲しいのよ

 どちらかというと、歌詞の流れは「祇園エレジー」の方が時系列にそっていて物語性が有りますね。アレンジは「祇園エレジー」の方が良く言えばお座敷歌謡調、悪く言えば古くさいですが、これも味と言えば味でしょう。「お座敷小唄」はドドンパのリズムにやはり和田弘のスティール・ギターが効いていて、遥かに洗練されていますね。

 さてはて、我が家のレコ棚を漁っているといろんなものが出てきます。実はこのレコードも「お座敷小唄」のメロディに乗せた同工異曲でした。
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 昭和39年6月の日付がジャケットに入っています。ということは1964年ですね。ということは1964年にはこのメロディで歌詞違いの曲が、いろんな歌手によって歌われていたということになります。せっかくなので歌詞を少しだけあげておきます。

     「裏町小唄」
     渋谷郁男 作詞 陸奥 明 作曲
     テイチク  SN-79

     好きなお客に 口説かれず
     嫌やなお客に 口説かれる
     自棄で覚えた 酒の味
     涙が深く 沁みている

     情欲しさに つまずいた
     ほんにあの夜が うらめしい
     ふっともらした 溜息は 
     何処へも捨てる あてがない

 しっかり作曲者のクレジットがついていますね。それにしても歌詞が暗いです。これはもう演歌ですね。恨み節です。歌声は明るいのだけど、夜の酒場の女の…というパターンが既に始まっています。

 こんなのが出て来たので、他にもないかと調べてみたら、東芝から紫ふじ美さんが「しらゆき小唄」という曲名でレコードを出していることが分かりました。これまた調べてみると、この「しらゆき小唄」は戦時中より海軍の兵士たちが歌っていたもののようで、どうやらこれがオリジナルのようだというところまでたどり着きました。残念ながら現物を見たこともなければ、はたまた曲を聴いたこともありません。さてはて、小唄を巡る旅は結局まだこの先も続くこととなってしまいました(笑)。

追記:「しらゆき小唄」を歌っていた紫ふじ美さんは紫ふじみさんと改名して、なんと! 70年代にあのローヤルレコードでレコードを出していました。うーん、なんか凄いことになってきた…。いや、こういう展開は全然想像していなかっただけに(笑)。
by zappapa | 2009-08-31 23:47 | 今日の歌謡曲 | Comments(4)

LABYLINTH (JZ)

以前にヴィデオが、売られている頃に知った作品でしたが、見たことが、ありませんでした。今回DVDが、安く入手できました。ジャケットデザインは、明るいピンク系だったものからガラっと代わり黒いものでした。この作品は、子供向けのファンタジーでした。タイトルのラビリンスから建築的なイメージを期待していましたが、最後のシーンでエッシャー的な空間が、出てきて、満足でした。人形が、実に上手に仕上がっていて、驚きました。OZの魔法使い的な世界です。ボウィがなかなかの歌声を披露してくれるのも有難いものでした。この監督は、何とセサミストリートでカエルのキャラのモペットを操っていた超有名な方でした。
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参考までに。
http://www.imdb.com/title/tt0091369/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B9/%E9%AD%94%E7%8E%8B%E3%81%AE%E8%BF%B7%E5%AE%AE
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%98%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3
by zappapa | 2009-08-31 21:44 | 今日の1枚 | Comments(0)

ADRIAN BELEW-95 (JZ)

今日 B.B. KING CLUB にてアイドリアン・ブリューのコンサートが、あります。行きたいですが、今回は、辞退しました。代わりと言うのもヘンですが、こんな盤をを見つけ、ゲットしました。95年のアルバムですが、ギター、ピアノ、シンクラヴィア?などを駆使して、凄いミュージックを構築していました。1曲目など、ザッパ先生のCivilization Phaze III と比べたくなるような、力作。他もギターっぽいサウンドはなく、徹してシリアス・ミュージックで貫いています。盤のデザインでザッパ先生のShut Up 'N Play Yer Guitar の盤のデザイン(昔のモノ?)に似ているのも気に入りました。写真のインテリアは、当時の彼の家のようです。他のアルバムでも出てきました。
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これが、FZの Shut Up 'N Play Yer Guitar
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参考までに。
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Guitar_as_Orchestra:_Experimental_Guitar_Series,_Vol._1
by zappapa | 2009-08-28 21:26 | 今日の1枚 | Comments(0)

久々のお人形ネタ (Y)

 ロックミュージシャンのフィギュアを一時集めていたのですが、めぼしい物はほとんど手に入れてしまったので、ここのところ遠ざかっていましたが、amazonより「こんなのあるよ」と言って来ました。
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 1/6スケールのフィギュアで、今年の冬のクリスマス、つまり12/25に発売ですって。肝心の値段ですが、新品¥ 24,001 のところを¥ 18,451にディスカウントで販売だそうです。機を見るに敏と言うか何と言うか。うーん、それにしても高い…。顔や手を差し替えて遊ぼう! ってなノリですが、マクファーレン社の15ドル程度の物ならまだしも、ねえ。ということでこれはパス。
by zappapa | 2009-08-28 18:11 | 今日のお人形 | Comments(0)

KING KRIMSON LIVE-96 (JZ)

KING KRIMSON LIVE のものでシリーズ3段のものを見つけました。今までエイドリアン・ブリュー時代のライブ盤を持ってなかったので、入手しました。2枚組みです。内容は、まずまず。ツイン・ドラムもなかなかです。大御所のフィリップ氏の影が、薄いですが、テープ録音のモノ(イーノとの時代の頃のもの風)で最初にこだわって24,5分も流れていました。
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by zappapa | 2009-08-27 21:37 | 今日の1枚 | Comments(0)

コラージュ (Y)

 下の(JZ)さん投稿の映画広告、良く見ていたら「?」。ジミー・ペイジがエクスプローラーは無いでしょう。写真と名前のキャプションが一致しません。ということで、上と下に泣き別れしている写真をくっ付けて、さらにその下にキャプションを付けてみました。
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 やっぱりねえ、そりゃそうですよね。ジミー・ペイジはレスポールでしょう。でもどうしてキャプションと写真の順番が違うのかなあ。やっぱりジミー・ペイジは大御所だから名前はセンターに? でもそれに合った写真が無かったから、わざと写真を上下に分けたのか? それとも考えなしにレイアウトしたか。まあ、映画そのものには関係のない話ですが。
by zappapa | 2009-08-27 07:46 | 今日の思い付き | Comments(2)

現役 もろもろ (JZ)

最初は、映画 It might get loud です。ジミー・ペイジ、U2 のギターリスト The Edge、それと若手の Jack White の3人によるロックギターの映画です。会社の同僚は、既に見てきて、良かったと興奮気味。マンハッタンでも二ヶ所でしか上映していないようです。次は、ライブハウスの KNITTING FACTORY が、ようやくブルックリンに移り無事再オープンのようです。今度は、広いスペースに変わったことでしょう。最後は、何と PIXIES が、再結成でコンサートのようです。同僚曰く、彼らもお金が、無くなってきてのやむおえない事情ではないかなあ???との話でした。
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参考までに。
http://www.imdb.com/title/tt1229360/
http://www.sonyclassics.com/itmightgetloud/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%82%B8
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%B8
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA
by zappapa | 2009-08-26 21:44 | 今日の思い付き | Comments(0)

The Dust Blows Forward (JZ)

The Dust Blows Forward (An Anthology) Definitive Captain Beefheart Collection という素晴らしいベスト盤(2枚組み)をD氏よりプレゼントで頂きました。これは、選曲が、いいのでしょう、全くモノによって印象が、違って聴こえました。初期のものは、知らないと思っていましたが、以外に聴いたことがあるものが、多いようでした。それでも全く覚えていませんでしたが。。。強烈な印象にあるミラー・マンのアルバムからは、1曲も入っていなかったのはちょっと残念です。凄いCDなので1枚目で満腹状態でした。2枚目は、後期のモノが、中心で持ってるアルバムからのものが多いようですが、未発表のモノもあるようで楽しみです。今聴くと初期の初期から上手い!凄い!の一言でした。
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参考までに。
http://www.beefheart.com/datharp/albums/official/dust.htm
by zappapa | 2009-08-25 21:48 | 今日の1枚 | Comments(0)

Frank Lloyd Wright 展 (JZ)

期間が、先週までだったと思いますが、その1週間ほど前にGUGGENHEIM MUSEUM での Frank Lloyd Wright 展に行ってきました。思った以上の素晴らしい展覧会でした。美術館全体での大掛かりな展覧会で彼の大きな作品の多くをオリジナルのドローイングや模型、3Dのモニターでのサポートと盛り沢山の内容でした。帝国ホテルの図面なども初めて見ました。パンフレットの表紙を飾っているのは、タリアセンにある劇場の緞帳です。いまだに美しいものでした。初期に考えたタワー・ビルディングの構造などのアイデアが、三、四十年後に実現させていったエネルギーにも驚きました。今は、コンピューターで図面を描いていますが、T定規でこんな素晴らしい図面をコツコツ描き、建物を完成させていった時代が、逆に羨ましく思われました。
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参考までに。
http://web.guggenheim.org/exhibitions/exhibition_pages/50th/
by zappapa | 2009-08-24 22:02 | 今日のニューヨーク | Comments(0)

FMバラエティ (Y)

「こんばんは、こんばんは、もうひとつおまけにこんばんは♥」

 このフレーズを懐かしいと思う貴方は、古いFMリスナーでしょうね。中部地区では1969年の末にミ民放FM局の草分け、FM愛知が開局したのですが、その当初からの人気番組「FMバラエティ」の最初の挨拶がこれでした。パーソナリティーは青木小夜子さん。とても可愛らしい愛らしい声で、人々を魅了しました。テーマ曲はもうこの番組とは切っても切れない「ドゥビドゥビドゥン 」!!! 20年以上に渡る長寿番組でした。
 当時のラジオ番組ではリスナーのお便りとリクエスト、というのが定番でしたが、この番組ではその他に「ちょっと前の歌謡曲」、俳優/声優の大平透氏が歌手にインタビューする「大平透の歌謡大作戦」(もちろん語り口は「スパイ大作戦」の名調子!)、他にも日替わりでテーマが変わる「小夜子の部屋」(「あなたと話そう、もしもしコーナー」なんてのが有りました)などなど。「黙って聴いている方、あなたもたまにはお便り下さい…」、青木小夜子さんがこんな語りかけをすると、何となくハガキを出そうか、という気持ちになったものでした(出しませんでしたが)。

 どうしてこんな話を急に持ち出したかというと、こういう本を見つけたんです。
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 手に取ってあまりの懐かしさに…というわけです。
 この本の中身はというと、90%がリスナーからのハガキや手紙。番組開始当時から青木さんが手元に残していた手紙を、放送ではなく何か残る形にしたいという思いでまとめたとのこと。その内容は、ああ、ラジオってこんなだったなあ…と思わせるものばかり。自分の境遇、自分の仕事、身の回りの出来事、恋愛話、子どもの気持ち、親の気持ち、友人の死、恋人の死、受験の悩み等々…。わずか30〜40年ぐらい前の話なのに、そして自分もリアルタイムに聴いていた話なのに、もの凄く昔の別の世界のように思える話でいっぱいです。そしてそこには色々な職業、色々な立場というものが出てきます。今は価値観が多様化しているようでも、人々の選択肢が限られた時代ですから、かえって凄くカラフルだった時代に思えてきます。
 そう言えば、FMとかステレオという言葉にも、何か明るい未来のようなものが感じられましたね。

 ところで、当の青木小夜子さん、今は元気にシャンソン歌手をされているそうです。聴きに行きたいものです。
by zappapa | 2009-08-24 21:53 | 今日の1册 | Comments(7)