カテゴリ:今日のオーディオ( 10 )

今蘇るテープの音 (Y)

 昨年の秋からこつこつと集めていたビートルズのオリジナル・テープの話は、以前にもこのblogでしましたが、色々経緯がありまして今は私のオーディオの大先輩であるGRFのある部屋さんの手元に行っています。このテープを使って色々な実験がただ今行われているのですが、そのひとつがテープのコピーです。
 というのもこのオリジナルのテープは、モノラル・2トラック(しかもテープスピード9.5cm/sec.)と言う今では珍しい仕様なため再生がなかなか難しいので、せめて一般的な2トラテープのデッキに掛かる19cm/sec.にして頂こうと言うことになった次第です。
 そしてその第一弾が我が家に届きました。収録されているのが1stアルバムの「Please Please Me」なのですが、この大きな10号リールにテープスピード19cm/sec.と38cm/sec.の二つのテープスピードで入れて頂いていました。いわゆる2トラ・38と言う奴ですね。ただ一般と違うのは、1トラックにモノラル音源が入っていると言うことです。分らない人には「なんのこっちゃ?」ですね。
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 まあ、そんなわけで再生したらやっぱり38は良い音なわけです。しかし元の音はその1/4のスピードの9.5cm/sec.なわけですから、GRFのある部屋さんが再生しているオリジナルの音がいかに良いかということにハタと気がつきました。やっぱりこれはオリジナルでちゃんと聴ける環境を作らねばなりません。やれやれ、一週回って元の位置、と言う感じです。今日は分る人にしか分からない話でした(笑)。
by zappapa | 2010-01-15 00:48 | 今日のオーディオ | Comments(2)

遅ればせながら…(Y)

 明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。
 さて、正月ネタに何を載せようかと考えたのですが、暇な時間にあかせてテープの虫干しを致しました。その模様の写真を紹介します。
 
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 アープン・リール・テープは長い間保管しておくと、テープ同士が密着してしまったり、その結果悪影響が出たりでろくなことがありませんので、聴かないにしても時々巻き直しした方が精神衛生上もいいんです。ということで、こんな暇なことが出来るのも今日まで。明日からまた社会復帰です。さてはて、今年はどんな年になるのでしょう?
by zappapa | 2010-01-04 16:03 | 今日のオーディオ | Comments(2)

44.1k/24bitの青林檎(Y)

 今年は秋からずっとビートルズが街を賑わせました。さすがにビートルズ、幅広い年齢層に受け入れられて、リマスターCDは飛ぶように売れたようですが、自分は根っからの天の邪鬼なもので、世間に背を向けてせっせとオリジナルのモノラル・テープを集めてきたのは既報の通りですが、この年末になんとも厄介な物が販売されました。
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 向かって左側がそのテープ群ですが、その右側になにやら怪しげな黒い箱が。しかも青林檎の写真がプリントされているではないですか。箱を開けてみると、小粒ながら金属製でズッシリ重い小さな青林檎が…。
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 さらにその「へた」の部分を引っ張ると本体のUSBメモリが出てきました。
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 これが噂のFLAC形式で44.1k/24bitが収録されているステレオ版ビートルズ全アルバム収録USBメモリです。悲しいかな音楽好きの性で、リマスタCDには目もくれなかったのですが、さすがにハイレゾ(?)音源となると話は違います。さっそくamazonに発注、本日届きました。やれやれ、本格的なPCオーディオ時代の幕開けとなる記念すべきソフト第一号です。世間の話題では、これまでとは一線を画す音のようです。正月休みの楽しみに取っておくべきか、はたまた…。しかし物要りな歳末に罪な物を出してくれた物です。嗚呼…。
by zappapa | 2009-12-22 13:54 | 今日のオーディオ | Comments(2)

天の邪鬼なもので…(Y)

 多少落ち着きましたが、ビートルズのリマスターCDが世間を騒がせた記憶はまだ新しいものでしょう。こういう時には生来の天の邪鬼な気分がむくむくと沸き上がって来て、「いいじゃない、世間がそうならこっちもこっちで盛り上がらせてもらいましょう」とばかり、オリジナルのオープン・リールテープをオークションで求めました。
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 小さいでしょう? 箱は5inch四方ですが、リールは4inchです。もの凄く可愛いサイズです。スピードは9.5cm/sec.です。
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 リーダーテープに直接アルバムタイトルと曲名がプリントされていますね。こういう仕様はイギリス独特のものか、はたまたパーロフォン独自のものかは分かりませんが、これがあるとデュープされたものではなくオリジナルだと分かりますね。こういうのはなかなか実物を手にしないと分からないものです。肝心の音ですが、イコライジングなど今丁度いいところを探っているところです。
 そうそう、このテープはモノラルなので今時の普通のステレオで再生すると往復の音が同時に掛かってしまいます。説明すると長くなるのでしませんが、モノラル再生専用のデッキがあれば別ですが、ステレオのデッキだと古いアンプで片チャンネルだけ再生させて、さらにそれを両チャンネル再生すると言うことができないと聴けませんので、お買い求めの際は再生環境を良く確認して下さいね。
by zappapa | 2009-10-02 01:35 | 今日のオーディオ | Comments(4)

最近のヘビーローテーション (Y)

 先日、STUDER B-62という超ヘビー級のオープンリールテープデッキを導入したとご報告致しましたが、私のオーディオの大先輩というか先生のような存在のGRFさんから、B-62の導入を祝して一本のテープが届きました。GRF様、感謝、感謝です!
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 このデッキはいわゆる2トラ・38と言われる業務用のものなのですが、それだけに音源も少ないのが玉にきずなのです。詳しい話をし出すと長いくなるので端折ると、普通のオープンテープはカセットテープと同様に4トラックで往復録音・再生が出来るのですが、2トラ機は片道録音・再生仕様なのです。その分、テープ幅が大きくとれテープスピードも民生機の倍以上のスピードで録音できるため、音が抜群にいいのです。飛んでけCD! という音がしますが、残念ながらもう過去のものです。中古市場にしか存在しません。
 ということなので、市販の2トラ用の音楽ソフトは極めて稀少で高価です。GRFさんはそこを見かねて「せっかくのB-62もソフトが無いとただのツヅラだろう」と、わざわざ自宅で非常に貴重な音源を、これまたNAGRAというマニア垂涎のデッキからお手持ちのB-62へダビングして頂いたという次第です。こんな音源、たぶんまあeBayにも出ません。
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(※テープの外箱の写真をGRFさんが送って下さいました)

 少しだけ音源の紹介をしますと、カタログナンバーCapitol ZD-21の「Stars in Stereo」という、おそらくは今で言うところの宣伝用のデモ・テープらしいのです。つまり「これがステレオだ!」というような感じですね。販売店の店頭で鳴らされた物かも知れません。1950年代中頃の物とのことで、本当にステレオ黎明期の音源です。聴けば、昨今のようなマルチ・モノの疑似ステレオではなく、ワンポイント録音など非常に素直な臨場感・音場感に溢れたものでした。
 曲もフランク・シナトラ、ナット・キング・コール、ハリー・ジェームズ楽団、ネルソン・リドル楽団、ゴードン・ジェンキンス楽団など、もう当時のCapitolレーベルのスターたちが、キラ星のごとく収められています。さらにおまけに、わざわざナット・キング・コールの名盤「Love is the thing」の2トラテープ・ZD-21から、これまた名曲「Stardust」などをセレクトして入れて下さっていました。これはもう家宝です。そんなわけで時間があればヘビーローテーションでこのテープを回している毎日です。もったいないからCD-Rに焼こうかとも思ったのですが、テープでなければ絶対に聴けない音があります。これは聴かなければ分かりません。僕の大好きなSP盤と一緒です。こうなったら擦り減るまで聴くつもりです。

 ちなみにテープからテープへのダビングは、極めて劣化が少ないというか、まったく聴いて差が分からない程度です。技術って何が進んで何が廃れたのか、よく考えないといけない、そんな気が最近しています。ともあれこの場を借りて、改めてGRF様に御礼申し上げます。
by zappapa | 2009-08-24 00:21 | 今日のオーディオ | Comments(2)

久々のオーディオネタ (Y)

 先週の中頃、かねてより手配してあったテープ・デッキがやってきました。デジタル全盛のこのご時世に、なんでまたすき好んでオープンリール・テープ・デッキだと思われる方もいるかも知れませんが、実は私めのオーディオの原点はテープだったのです。詳しくは省きますが、一点豪華主義でデッキだけは35年前から2tr.38cm/sec.というプロ仕様のものを使っていました。時代はカセット・テープに移ったあとも、ずっと欠かさずに好きなFMプログラムをせっせと録音して来ました。

 もっともここ20年ぐらいはさしたる音楽番組もFMに無く、世の中はMTVに代表されるTVプログラムに移行して行きました。したがって今度は記録媒体もオーディオ・テープからビデオ・テープに移って行きました。もともとテープと言うメディアが好きでしたから、ビデオ・テープも山の様に溜まりました。見るより録る方が好きなのはマニアの性でしょう。したがって音楽テープは仕舞い込まれ、テープ・デッキの出番は皆無となりました。

 しかし時代は流れてまともな音楽プログラムもTVの番組表から姿を消して久しくなりました。ようやく録り溜めた音源を聴いたり、映像を見直したりする時期に来たようなのですが、さてテープを聴こうとしても肝心のデッキが言うことを聞いてくれません。そりゃあそうでしょう。35年も使い続けてきたのですから。数年前よりだましだまし使うのも限界になっていました。

 そんなわけで半分はあきらめかけていたのですが、GRFのある部屋さんのところに伺った折りに見てはいけないものを見てしまったのです。それが業務用オープン・デッキのSTUDER B-62です。一目見て圧倒され、一聴してノックダウンです。中途半端は嫌いな性格ですから、もう一度テープを聴くのならこれしか無いと思っていました。そしてそれから時間は何年かが過ぎ、紆余曲折の結果、運良く願いが叶ったという次第です。

 手持ちのテープは全部35〜30年ほど前にエアチェックしたものばかりです。本当は今の何倍もあったのですが、泣く泣く処分したものも少なくありません。残ったものは度重なる引っ越しやら荷物の整理の難を逃れて、今日この日まで無事に生きながらえて来た音源です。ああ、捨てなくて良かった!!! STUDER B-62を待っていたかの様にテープたちが素晴らしい音を奏でてくれます。それと同時に録音した時代の空気、風景みたいなものが記憶として蘇ります。レコーダーとは良く言ったものですね。そんなわけで、テープ三昧の今日この頃であります。
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by zappapa | 2009-08-10 22:54 | 今日のオーディオ | Comments(4)

オート・チェンジャー (Y)

 久々のオーディオ・ネタです。ご承知の通り、我が家のメイン音源は邦楽・洋楽問わずEP盤ないしシングル盤なのですが、これまたご承知の通り、片面EP盤の場合なら通常2曲(7インチサイズで33 1/3回転のものはコンパクトLP盤でして、EP盤はあくまでも45回転のものを指します)、シングル盤なら1曲で終わってしまうので、慌ただしくて仕方ないのですが、それはまたそれで楽しいとは言うものの、レコードを聴いている場所からレコードプレーヤーまで頻繁に行ったり来たりしなければならないので、正直面倒になっていました。

 そんなわけで、なんとかレコードのオート・チェンジャーを手に入れたいと思っていたのですが、これまたCDの時代も終わり、データ配信の世の中に移りつつ有る昨今となっては、過去の遺物・化石のようなものなので、なかなか安定して動いてくれるものが有りませんでした。
 しかし待つ事1年半、ようやくフルメンテナンスされた逸品が届きました。西ドイツ製(!)DUAL社の1229というオート・チェンジャー機構付きターンテーブルです。
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 このblogは若い人は見ていないだろうから、特に解説の必要はないでしょうが、まん中のスピンドルに数枚のレコードを重ねてセットしておけば、1枚聴き終わるたびにストンと下に次のレコードが落ちて再生されるという優れものです。シングル盤なら5枚程度、ただし音質を考えると3〜4枚が限度かも知れません。その理由は…面倒なので解説しませんが、とにかく機械的な機構だけで、どうやってこんなに複雑かつ正確な動きが出来るのか不思議です。これで毎夜「今日は八代亜紀ヒットメドレー」「今日は南沙織特集」なんてことが気軽にできてしまいます。ああ極楽、極楽。昔のオーディオは楽しかったのです。それに引き換え…なんて野暮は言いません。今もこうやって古い音楽を古い機器で楽しめる幸せを、今は素直に感謝することと致しましょう。
by zappapa | 2009-07-20 01:11 | 今日のオーディオ | Comments(7)

ビートルズならお任せ! (Y)

 いやー、すっかり(JZ)さんに任せっきりになってしまっていました。そろそろ復帰します。というわけで、久々に新しいオーディオ機器がやって来ました。Made in Englandのガラード4HFというアナログ・プレーヤーです。
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 新しいと言っても、実は1950年代の生まれ。ご覧の通り、ターンテーブルはきっちりLPサイズ、鋳物ではなく鉄板の折りまげです。ボディも木製ではなく鉄板(スタンドアローンの形のものは珍しいそうです)、さすがに琺瑯引きではありませんが、なかなか可愛い姿をしていて、まるで電蓄です。ところが、その音はなかなかに良い音なのですよ。特に初期のビートルズにバッチリ(国内盤で十分)! 鉄板の響きが乗って、まるで60年代に戻ったかの様。今時のHiFiなオーディオとは正反対の音作りですが、音楽のおいしいところが出て来ます。
by zappapa | 2007-06-01 00:48 | 今日のオーディオ | Comments(3)

テープでJANIS三昧! (Y)

 いやー、何かパソコンが色々とトラブって、お久しぶりの状態です。久しぶりついでに、今日はEP盤ネタはお休みして、オーディオネタです。最近のマイブームは、古い音楽映像のデジタル化、つまりDVD化なんですが、それに平行して密かに楽しんでいるのが、オープン・リールデッキで音楽を聴くことです。というわけで、我が家に最近やって来たオープン・デッキがこれ。
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 TEACのA7010 GSLというのですが、ヘッドはグラスヘッドからパーマロイに交換済みです。今からざっと35年前の代物です。デッキの下に見えるのが、本日届いたばかりの7inchリール(つまりEP盤サイズ)のテープです。ロック親父なら何のテープかすぐ分かりますよね。これが良いんだなあ! レコードとはひと味違う芯の強い音といったらいいか(この辺に極めて詳しいのが林檎齧りさんなんですが)、ともかく出張から疲れて帰って来た脳みそをほぐしてくれたのでした。
by zappapa | 2007-05-09 00:40 | 今日のオーディオ | Comments(10)

kypsさんの元愛用機 (Y)

 にわかにコメント欄で賑やかなTANNOYについての昔話ですが、とりわけkypsさんの昔の愛機であるEATONは小振りながら音が良かったそうで、どんなスピーカーかなと探してみましたら、ありましたよ。
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 10inchの同軸スピーカーですね。僕は昔30cmのを使っていましたが、今ひとつうまく鳴らせず、知人に譲った経緯があります。あ、EATONでないですけども。というわけで、kypsさん、懐かしいでしょうか?
by zappapa | 2007-02-03 03:43 | 今日のオーディオ | Comments(8)