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ローマングラス その9 (JZ)

ローマングラス製作過程の続きです。左のものは、パターンの付いた棒状ガラスを粘土型の上で並べ最後に水平方向に止めの役目のガラス棒をまわして仕上げてます。右のものは、金太郎飴状のガラスを粘土型に並べて製作しています。
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型は、凸のものと凹のどちらもあるような解釈です。
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この場合は、棒状ガラスを水平方向にまいて製作しています。
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ヴォリュームが、出来てから棒でリブ(ヒダ)を作っています。
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このテラコッタのものは、ガラス器製作の様子を伝えています。最後の写真は、昔のランプ(テラコッタ製)ですが、上部の絵にガラス器製作の様子が、出ています。
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あくまで、現代での考証です。古の巧みの技が、他に隠されているかもしれませんが、一応このような過程で出来上がっているようです。ご理解頂けたでしょうか。
by zappapa | 2006-02-07 22:48 | 今日の思い付き | Comments(4)
Commented by (Y) at 2006-02-07 23:38 x
いや、仮にそのような作り方だとしてもですよ、ガラスは熱いです。その熱いガラスを短時間のうちにあのような色合いとバランスにまとめあげ、しかもあの悩ましいカーブを出すなんて、至難の技ですよね。頭では理解出来たとしても、これはとてつもない技術としか言えません。本当に今再現したとしたら、どうなのでしょう?
Commented by (K) at 2006-02-07 23:47 x
よくわかりました。ところで下の2枚の写真のランプかわいいですね。
Commented by (JZ) at 2006-02-08 01:16 x
ご理解して頂けたようですね。おっしる通り凄いテクニックに支えられてのものですよね。下の写真のランプは、スープ皿を2重にしたような構造(缶詰のような)で写真は、真上からの見下ろしです。横からみたらスープ皿の横面を想像して下さい。中の中空部分にオイルが、入ります。持ち運び可のタイプです。この上部の浮き彫り絵柄は、様々でしてエロチックなものまであります。
Commented by (JZ) at 2006-02-08 03:52 x
書き忘れました。ガラス器の再現の工程写真が、ありましたが、おっしゃる通り、繊細どころか、物凄く分厚い醜い器のものでした。勿論、最終の仕上がりの写真なんて、ありません。あっても似ても似つかずの醜い器でしょうから。こんなに薄く繊細なものは、神業でしょうね。
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