Hendrik Frans van Lint (JZ)

ローマのコロセアムの風景画をオークション・カタログで見つけました。作者は、Hendrik Frans van Lint です。アントワープ出身の画家で1684年生-1763年没です。バロックで大いに輝いていたローマですが、コロセアム辺りは、牧歌的な風景の中で巨大なる廃墟のままの姿だったようです。画家の目からは、描きたい風景として映ったでしょう。レンガの赤茶色と植物の緑が、補色で互いを引き立てています。圧倒的なスケールですから大地から育った巨大なる異物のようです。今以上に壊されていて内部に直ぐに入れる感じです。どんどん建築用の材料としてここから石切り場のように剥がされていった歴史は、悲しくもあり、恐ろしくもありで複雑な思いです。この作家が、丁寧にアーチを描いている所や楔があった穴の部分などに人の作った姿を見せられて見入ってしまいます。
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同時期の他の作家による風景。最初が、ジョヴァンニ・パオロ。
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次が、ジョヴァンニ・ヴォルパート。
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by zappapa | 2015-02-11 22:52 | 今日の1枚 | Comments(0)
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