今年のトニー賞でこのヘドウィグのブロードウェー再演の作品が、賞を取りました。主役のニール・パトリック・ハリスが、ミュージカル部門で男優賞を受賞しました。この作品のポスターが、街中や地下鉄に貼られているのを以前から見ていました。強烈な眼差しで画面一杯に使ったもので強い印象のものでした。家族が、このミュージカルを観覧して来て大興奮だったので感心が高まりトニー賞の発表時のシーョトのパフォーマンスなどを見ました。また、以前に娘が、俳優の山本耕史氏が、2007,8,9年に舞台で行った時の話は、歌を聴いていたことも興味を深めていました。彼の歌は、オリジナルや他のパフォーマーと比較して遜色なし、というか一番いいと今も思っています。ミュージカルは、値段も高くまたトニー賞受賞後は、チケット入手も難しく諦めました。元々は、オフ・ブロードウェーで1998年に行われその時の主役(実は作者)のジョン・キャメロン・ミッチェルが、その後、映画でこの作品を制作していました。長い説明になりましたが、その映画の鑑賞を記したいと思います。正式なタイトルは、ヘドウィグ・アンド・アングリーインチです。主役の名前が、ヘドウィグ。性転換をした東ドイツからアメリカに渡ったロック歌手の話です。アングリー・インチは、その性転換手術で完全に成功出来ずに残った腹立たしい男性のシンボルのことです。ストーリーが良く出来ていて素晴らしい作品でした。舞台では、限られた設定や人で分かりづらい部分が映画では、詳しく仕上げられて更に成功しています。この主役であり作者のジョン・キャメロン・ミッチェルは、才能の塊のような人です。歌も上手いし言うことなしです。世界中でこの作品が、舞台で発表されています。最近も俳優の森山未来氏が、オリジナル溢れる舞台で成功したようです。また山本耕史氏以前に俳優の三上博史氏が、2004,5年に日本で最初に演じています。これら3人とも強烈な個性と素晴らしい演技力、歌唱力を持っています。素晴らしいです。日本のミュージカルのレベルも高いのは正しく評価されて欲しいです。また、この話の中でヘドウィグが、金髪でフサフサの独特のカツラを使用していますが、これが、アメリカの女優のファラ・フォーセットのヘアー・スタイルから来ていることも楽しい話です。頭のカツラと言う英語の単語と名前のヘドウィグとの語呂合わせも上手くて笑えます。歌である曲の内容、レベルも高く文句なしの作品です。2001年公開の映画ですが、全く古さを感じません。脱帽です。見終わった後にジワジワといろんな思いが、広がる典型的名作の感動です。
先ずは、今年のブロードウェーのポスター。 映画。 カツラ。 日本の舞台。三上博史氏。 山本耕史氏。 森山未来氏。 カツラの元のファラ・フォーセット。
by zappapa
| 2014-07-21 22:22
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