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ポール・ボネ #6 (JZ)

ポール・ボネ氏の作品の続きです。前回の紹介本の横に写っていた1冊です。ポール・ヴァレリーが、ローマ時代の詩人ウェルギリウスの LE BUCOLIQUES (仏題)を訳したものらしいです。英語では、Eclogues。ラテン語では、Eclogae。日本では、牧歌というタイトルです。深いブルーの海のような、空のような世界に鳥の群れが、羽ばたいています。同じ色で反転したラインで海の波が、下部に見えます。この中に船のような、大陸のような世界に生命力のある樹の幹が、真直ぐ育って行こうとしているようにも見えます。赤系統の水平ラインは、シンプルな直線で生命の向こうに位置しています。いろんな障壁や苦難などのシンボルでしょうか?1943年ですから第二次世界大戦の終局時のようです。アール・デコが過ぎデザインも新たなる方向に向かっています。
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by zappapa | 2014-05-14 21:54 | 今日の1册 | Comments(0)
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