FZ Road Tapes, Venue #2 その2 (JZ)

本日(11日)発売と表示されていたこのアルバムが、金曜日(11月8日)に届きました。一週間前に届いた感じなので嬉しい週末でした。とやかく言う前に最高のマークを与えたいくらいの内容です。編集担当のジョー・トラヴィスに心から感謝したい思いです。このシリーズは、今後も続くのでジャケット・デザインが、You Can't Do That On Stage Anymore シリーズと同じように変わらないです。後者は、地の色などの変化がありますが、今回のロード・テープ・シリーズは、全く同じ色、絵、背景です。ちょっと寂しいです。日本には、ずっとザッパ・アルバムのデザインを担当の梅村氏という素晴らしい作家がいるのですから、彼の協力があればどんなにか、世界中のファンが喜ぶだろうにとの思いです。さて、内容ですが、1973年、8月22,23日にフィンランドのフィンランディア・ホール行われた3公演の中からのベストの演奏を2枚のCDに収めたものです。ホールは、巨匠アルヴァー・アールトの代表作のひとつで美しく有名な所です。何度も聴いての印象ですが、今まで余りこのように思ったことはなかったのですが、73年という時代を感じさせません。今、行われた演奏と言われても違和感がありません。彼の長いキャリアの中で目指した普遍的な音色のバンドは、この時期のものだったのでは?と初めてそのように感じました。メンバーは、ジャズ系、クラシック系のツワモノで最高の布陣です。その後に参加のナポレオン(サックス、ヴォーカル)が、入団時前後にあまりに凄いメンバーに驚き興奮していたのが、この演奏ではっきりと頷けます。それとこの時期を境に脱退してしまうイアン・アンダーウッド(サックス、ピアノ、キーボードなど)とジャン・ルック・ポンティ(ヴァイオリン)が、その数ヶ月後に演奏されアルバム化されたロキシー・ライブ・アルバムの曲を演奏しソロを奏でている内容は、ファンとしては、涙物です。ロキシー・ライブに参加していたらこんな感じだったんだなあ!!!!と疑似体験をしているような印象でした。Big Swifty と Father O'Blivion の演奏は、このアルバムの頂点的な演奏で感激モノです。個人的には、6,7枚で全部の演奏を聴いてみたい思いです。トロンボーンのブルース・フォゥラーが珍しくワウワウ使用でのソロも必聴モノです。ジョージ・デュークが、ヴォーカルで重要な時期です。想像以上の良さが、聴けます。アルバムの出だしの The Eric Dolphy Memorial Barbecue の素晴らしい演奏で既にノック・ダウンされました。録音状態は、良いです。アルバム構成が、もうひとつコンサートの流れのように曲が、続いて行かない感じが、唯一残念です。ロキシー・バイ・プロキシーの発売が、遅れたのは、もしかしたら幸いだったかも。この演奏を聴いてからロキシー・バイ・プロキシーを聴く流れの方が意味深いのでは?との思いです。書き尽くせませんが、発見が、多くいろいろ考えが広がるワクワクのアルバムです。
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演奏会場のフィンランディア・ホール。
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by zappapa | 2013-11-11 23:21 | 今日の1枚 | Comments(0)
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