知人から貸して頂いたアルバムです。SERCHING FOR SUGAR MAN というタイトルの映画のサウンド・トラック盤です。ロドリゲスという70年代初期に2枚のアルバムを出しただけでヒットしないまま消えていったアーティストを探すドキュメンタリー映画です。サウンド・トラックもその2枚のアルバムやその後、残っていた音源をアルバム化したものからのものです。不思議な物語ですが、アメリカで全く人気が出なかったのに時間を経過した後(70年代中頃)、南アフリカ、ジンバブエ、ニュージーランド、オーストラリアで話題になり、79年にオーストラリアに招かれコンサートをしたものがアルバムになったりと異例なことが起こります。その後も10年単位ぐらいに周期で話題が起こりコンサートを行う事態だったようですが、彼自身は、音楽活動を辞めていたようです。最近も南アフリカのファンたちから、伝説化していた彼の今の消息を問われることが多く、ついにドキュメンタリーの映画となって、今年の映画祭に登場し時の人となっているようです。現在、ニューヨークでも上映されています。さて音楽の方ですが、ディランのようなギターを使ってのスタイルで政治などにまつわる市民側の立場からの歌詞を美しい声で分かりやすい語りで歌っています。風貌も似ていますが、盲目のホセ・フェリシアーノのような歌声です。全く聞いた事もなかったですが、素適な雰囲気です。また、歌詞が日本語でも英語でも全く入ってこない僕にも何故か歌詞が入ってくるのには驚きました。ここが、特定の地域で人気が出た秘密と関係しているのかなあ???との思いです。バックに入っているストリングスも洗練されていて良いです。最初のアルバムは、出身地のデトロイトでの録音1970年発売です。当時 MC5 というヘヴィー・ロックのバンドが活躍していた街の印象が強いので、人気が出なかった不運もあるのかなあ?とも思ってしまいます。メキシコ系6世代目は、そのまま名前の Sixto Diaz Rodriguez となりました。貧しい不遇の移民系の彼の歌声は、それらを撥ね退ける力のある声です。2枚目のアルバムは、ロンドン録音で71年に出ます。ギターリストのクリス・スペディングの名前を見つけ、嬉しい思いです。映画が話題になり有名なデイヴィッド・レターメンの番組やCNNのインタヴューに登場となり、今後の動きや話題が気になります。
by zappapa
| 2012-10-09 22:22
| 今日の1枚
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