歌麿 品川・土蔵相模の月 (JZ)

昨日のフレアのコレクションの中の大目玉の歌麿による 品川・土蔵相模の月の作品です。肉筆画で大きさが147cm x 319cm の大作です。どうも雪月花の3点のシリーズの月のもので他に雪と花の2点があったようですが、雪の作品は、現在所在不明のようです。明治12年にはまだ3点とも日本にあり展覧会があったそうです。花の方は、コネチカットのハートフォードのワズワース・アセニアムに所蔵されているそうです。さてこの品川・土蔵相模の月ですが、こんなに大きいのにジョイントといいますか幾つかのパネルに分かれていないのに驚きます。1枚の紙でこのサイズは出来ないでしょうから繋いでいるでしょうが、パネルで分けないでこのようなサイズのものは想像がつきません。実物を見て理解したいです。構図は、シンメトリカルな3分割ですが、その中にいろんな世界を楽しく躍動感あふれる物語や遠近感の楽しさを思う存分描き出している傑作です。ディテールでは、畳のジョイントもエッジのやわらかく曲がった所まで丁寧に描ききっています。他にも当時の風俗が分かる着物の柄、着方、備品の数々。船や倉、海の波など実に豊かです。屏風の絵が歌麿とは違う桃山的なワイルドなものまで描かれています。左には、子供たちの走る動きや障子に映る謎めいた影の姿など見飽きることが出来ないくらいの深い深い世界です。
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参考までに。
資料1。
資料2。
by zappapa | 2012-08-15 22:38 | 今日の1枚 | Comments(3)
Commented by kyps at 2012-08-15 23:17 x
フランキー堺や石原裕次郎の映画「幕末太陽伝」を思い出します。
品川遊郭・相模屋が舞台で、この絵を基にした大掛かりなセットに驚きました。
Commented by (JZ) at 2012-08-16 02:44 x
見逃していますが、ウィキペディアなどから相当面白い映画のようですね。何時か見てみたいです。まさかこの絵とそんな繋がりがあるなんて。。。。
Commented by kyps at 2012-08-16 06:08 x
私はTVで放映されたのを見ました。
巻頭で主人公(フランキー堺)が遊郭:相模屋に上がるシーンがあります。
それまでテレビ時代劇の出てくる吉原遊郭を見て勝手に遊郭をイメージしていたので、すぐ側に海が広がる大きな遊郭のシーンにはビックリです。
ホンマかいな、当時の品川遊郭ってこんなにすごかったの?と言う感じで、ストーリーはあまり記憶に無いのに巻頭シーンだけすごく印象に残ってます。
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