The Complete Live at the Plugged Nickel 1965 (JZ)

マイルスの1965年12月22,23日にシカゴのプラグド・ニッケルと言う名のライブ・ハウスで計7セットのコンサートが、収録されたものです。こんなものが出ていたなんて知りませんでした。中古屋で1,3,4,5,6の計5枚を入手。1995年、2008年に出たようです。正直、こんなショックは、久々です。マイルスのエレクトリックいやビチェズ・ブリューの衝撃より大きかったかもしれません。とにかく自分の軽薄なジャズの歴史表が、覆ってしまいそうです。ちゃんと訂正しなければつじつまが会わない状態です。それくらいのダイナマイトのような強烈なライブです。とにかくスタジオと違った感情の赴くまま自由奔放に暴れ廻るマイルスとそれについて行く健気なメンバーの死闘のような世界に圧倒され、脱帽以外にありません。静かで華麗な曲を完璧に演奏し終わるかいなかで突然4,5倍の超スピードのテンポで次の曲に休みなく入ってしまうマイルス。そのリズム隊には、若き天才のトニー・ウィリアムスでなければ出来なかったことを今回ようやく理解しました。ただテクニックだけでなく、若くて自由で柔軟な彼でなければ出来なかったことでしょう。とにかく圧倒されます。ザッパ先生とテリー・ボゥジオとの出会いもそんな印象です。ウェイン・ショーターが、また素晴らしいです。オーソドックスなコルトレーン的な部分や新たなる華麗なショーター、ある時は、エリック・ドルフィーのような変化など多彩でライブでしか味わえない底の深さが、十二分に発揮されていてスゴイです。ロン・カーターも超スピードでも安定していてバツグンのノリです。ハンコックは、やや凡人的な姿が随所にあるように伺えます。それでも2日で7回も演奏し、そのどれもが個性的で完成されていて感性に強く訴える緩急自在の世界です。マイルス自身こういう変化でも未だ満足出来ず遂にエレクトリックで爆発するような方向に行くしか残された道はなかったのだろうと想像してしまう印象です。それが、1968年でなく65年と3年もの開きが、僕の中での大きな驚きでした。グラフィックもなかなか凝っていてカッコイイのですが、1枚、1枚違うデザインで何枚目かも見つけにくく、ちょっと懲り過ぎだったようにも思えます。絶対に残りの数枚の盤も見つけたいです。
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by zappapa | 2012-07-10 22:11 | 今日の1枚 | Comments(3)
Commented by (Y) at 2012-07-12 00:47 x
(JZ)さんと同じ興奮を覚えた一人です。日本で完全限定版のBOXが出たときの衝撃ったらなかったです。完全版と謳いながら、アメリカ・コロンビア版の方が長いので(つまり国内版は編集されていた)、けっきょく2セット手にいれてしまいました(笑)。でも、最初に出た国内編集されたLP(vol.1、vol2)を聴いたときは、その素晴らしさが分かりにくかったです。音が悪かったというのもありましたが。
Commented by (JZ) at 2012-07-13 03:32 x
Y さんは、日本盤、米国盤と総てお持ちでしたか。。。さすが!!!日本のブログなんかで同じ様に演奏時間の違いなどを書いてるものを読んで、ヘーなんて思っていました。とにかくスゴイの一言。昼に MILES & MILES というCDを入手してきました。66年のものらしいのでメンバーも同じで今夜聴くのが楽しみです。
Commented by (JZ) at 2012-07-13 03:47 x
MILES & MILES でなく MILES SMILES でした。訂正いたします。
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